グロリア1981年2月14日公開

グロリアと言う映画のパンフレットが見つかった。もちろん私が若い頃に見た映画だ。内容はほぼ覚えていない、故に感想も考察も、評価さえできる立場にはない。だがせっかく昔見た映画のパンフレットが出てきたのだから、何かしらの話題を書かないとブログの意味がない。

1980年代の映画館と言えば、指定席ではなかった。700人から1000人程度(はっきりした人数は不詳)入れる映画館で何時間居ても問題ではなかった。オールナイトで営業している映画館もあり、家に帰るよりも…と言う人が仮眠をとる為に映画館に入場している風な人もいた。

わたしと言えば、電気が止められて真っ黒な家に帰るのが嫌で、わざわざ映画を見に行った時もあった、映画館の入場料を払えるぐらいなら電気代を払えば良いのに、と今になって思っても当時は明かりよりも映画の方が好きだったのかもしれない。

映画館の中では上映が終わるたびにアイスクリームを売って回っていた。とても固い代物で、普通に考えるとわざわざ買う理由が分らない。だけどなぜか買う人がいて、私のその中の一人と言えば一人です。当時は他に楽しみが無かったので、硬いアイスでも嬉しかったのか?

入れ替え制ではないので、座って映画を楽しむためにはテクニックが必要だった、映画の上映時間は分っているので、微妙に早めに入場し、自分の見たい場所で、なおかつ人の邪魔にならない程度に近づき、エンドロールが流れ出し、立ち上がる人を待つ。

当時はエンドロールが流れ出す、イコール映画の終わりという雰囲気があり、立ち上がる人が多かった。そんなことを思い出しながら、グロリアのストーリーをWIKIとパンプレットで確認し、当時を懐かしむ。当時見た映画の中でパンフが残っているのは珍しく、貴重なアイテムとなった。

ストーリーhttps://ja.wikipedia.org/wiki/グロリアより引用

サウス・ブロンクスのあるアパートにライフル銃を持った男たちが集まり、ジャック・ドーン(バック・ヘンリー)の一家が住む部屋を取り囲んだ。ジャックは組織の会計係を担当していたが、FBIに情報を洩らしたために報復されることとなった。

6歳のフィルらはものものしい事態の中でうろたえるだけ。そこへ同じフロアに住むグロリア・スウェンソン(ジーナ・ローランズ)がドアをノックした。

コーヒーを借りにジャックの家を訪ねて来たのだが、その異様な空気を敏感に感じ取り、フィルを預かってくれという突然の願いを聞き入れる。さらにジャックは詳細の秘密を記したノートをフィルに託した。

子供嫌いのグロリアが、いやがるフィルをつれて部屋に戻った瞬間、ジャックの部屋では大爆発が起きる。アパートを脱出した2人は組織から追われることとなる。

ひとまずリバーサイド・ドライブのグロリアの姉の部屋に身を隠す2人だったが、組織の手が伸びてくる。エマニュエル・ウンガロのファッションをまとったグロリアはショーガール出身で、組織のボス、トニー・タンジーニの情婦だったのである。

昔の仲間を敵にまわすはめになった彼女は少年を守ることに全てを賭ける気持ちになった。銀行から持ち金をすべて引き出し、フィルを連れてタクシー、地下鉄、バスを利用して、ニューヨーク中を、身を隠す場所を求めて逃げ回る。

自分に冷たくあたるグロリアを「ブタ」と呼び、なじまなかったフィルも完全に頼る存在になっていた。高級ホテルに最後の本拠地をかまえた時には、フィルはグロリアを母のように慕っていた。

この逃避行に決着をつけることを考えたグロリアは、遂にボスのタンジーニに連絡をつけた。そしてフィルに「3時間待って私が戻ってこなかったら、ピッツバーグヘ行きなさい。そこで待っているから」と告げると、例のノートをもってタンジーニのマンションへと向かった。

グロリアは3時間たっても戻らず、フィルはひとリピッツバーグへ向かった。不安な面持ちで約束の墓地を歩き回るフィルの前にやがて、1台のタクシーが止まる。

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