M:I「ゴースト・プロトコル」

ミッション:インポッシブル「ゴースト・プロトコル」=Mission:Impossible Ghost Protocol 2012-02-06…トム・クルーズはいま何歳だ? そこまで若いはずがない。と思い検索してみると、1962年7月3日生まれ、今年で50歳を迎える。実は私と同じ年齢で同じ月に生まれている。これで生まれた日まで同じだったら、すごいと思う所だが、さすがにそこまで一緒ではなかった。それよりも驚くべき事実は私と同じ年齢だという点だ。

この年齢に成ってもあれほどの動きができるとは!! と言う想い。

スクリーンの中で所狭しと動き回るトム・クルーズを見ていると、年齢を感じさせない。

さすがに若い頃と比較すれば、それなりの体力的な衰えとか肌のつやとかは違う気がする。

だが、50歳前に成っても現役のアクション(ちなみにスタントマンを嫌うそうだ)にこだわる点は、他の映画俳優とは比較にならないと個人的に感じてしまう。そのぐらい今回の映画「ゴースト・プロトコル」は最高の出来上がりだった。

ところで良く考えると、この映画は不可能と思われる難題に挑戦し見事に成し遂げるストーリーが一番の見せ場です。ゆえに制作する側も、難題の設定に苦労するだろう。このあたりは脚本家と監督の腕にかかっているわけだが、観客に対して「ありえない世界を有り得るかも知れない」と勘違いさせることが重要で、不可思議な世界を自然に見せるというテクニックは、やはり本物だと感じます。

さて今回の「ミッションインポッシブル」はシリーズ作品として最も過激な内容に仕上がっているのが売りでした。当然ながらトム・クルーズが主演しており、このシリーズは元々1967年頃にテレビドラマとして放映されていた「スパイ大作戦」が原作です。このスパイ大作戦をリメイク版として1996年に映画化したのがシリーズの始まりです。ちなみに、今回のシリーズで4作目となりました。

一番の見どころはもちろんトム・クルーズのアクションでしょう。テレビなどで何度も繰り返し放映されていた場面がありますので、見覚えがあるでしょう。世界で一番超高層ビルとされるドバイのブルジェ・ハリファでのシーン、個人的な話ですが高所恐怖症でして、高層ビルから下界を見るなんて、とてもじゃないけど想像できなくて、思わず椅子の上でビビッていたぐらいです。

そして息をつく間もなく場面は展開し、気付けば世界中を旅していたような気分。そう感じるほど各国でロケを行っています。ストーリーも自然な仕上がりでありながら観客の興味を削ぐ場面はなく、視線を釘付けするよう細部にこだわりを感じます。もっともこの手の映画に細かい説明は不要、特にアクション映画が好きな方には文句なしの仕上がりでしょう。

例えばエレベーターのドアが簡単に揺れたり、超高速ビルのくせにガラス窓がやたら貧弱な作りだったり、そんな事は見なかった事にして、とにかく楽しむことが大切です。さすがに2月に成れば観客も少ない状態でしたが、しばらくすればDVDも発売されるでしょうから、今度は自宅の大型テレビで楽しんでください。

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